お盆が近づくと...。親戚づきあいと子どものこと。

 またまた、ご無沙汰してしまいました。

 このままでいくと、月1回の更新になりそうな予感が。
 でも、それもいいのかなと思う自分もいます。


 そして、とうとう夏が本格化。毎日、暑い日が続くようになりました。

 となると、近づいてくるのがお盆。日本人の恒例行事、お盆の帰省ラッシュも、もうすぐですね。

 独身の方でも、パートナーあり事実婚の方でも、既婚の方でも、自宅以外に住んでいる方にとっては、お盆をどうすごすかということが、お正月と並んで悩みどころ、ということがあるかもしれません。

 私自身は、お盆や正月は実家でのんびり過ごす期間として貴重でしたが、それは、実家の家族も親戚も、結婚のことや子どものことなどを一切言わない人たちだから、だったのかもしれない、と思うようになりました。

 母方のおばたちは、「自分で働いて食べていけるなら、別に結婚もしなくてもいい」「自分もそうできるなら、そうしたかった」と言うような人たちでしたので、実に気楽でした。

 唯一、いいご縁は?などと聞くのは、今思い出しましたが、母方の義理の曾祖母だけでした。曽祖父の再婚相手で、100歳で亡くなりましたが、年齢から考えると、結婚も子どもも当然、という時代だったし、ひ孫や玄孫の世話が大好きだったようなので、義理のひ孫に当たる私の将来についても、楽しみだったのかな、と思っています。

 しかし、世の中としては、そんなゆるいかかわりではなく、もっとストレートに「結婚は?」「子どもは?」と質問してくる親戚がいる、という方のほうが、多いかもしれません。

 私が今でも聞かれるような、「どんな仕事をしているの?」「何をしているの?」などの質問をされるのは、せいぜい、就職してから数年のことかもしれないなぁ、と思います。

 親戚との会話、実家や配偶者の両親との会話が、この時期は憂鬱で、とお話されるクライエントさんにお会いするたび、個人のことが個人のことではない、「子ども」という存在を実感します。

 そして、クライエントさんが、相手の言葉を軽くかわせないことを反省したり、後悔なさるたびに、”そんなことはないですよ”と思うのです。
 相手が軽く聞いている場合にしろ、真剣に(ある意味勝手に)案じている場合にしろ、それぞれの考えや事情、立場もあることを質問すること自体、それこそ、もう少し考えてほしいな、と思っています。

 中には、踏み込んで『病院に行ったら?』とおっしゃる方もいるに及んでは、なんとも困ってしまいます。

 ただ、そういう、踏み込んだ方の多くに言えることは、テレビや雑誌、新聞でちょっと見聞きした情報しか、お持ちではないということです。ものすごく詳しい方がいるのも事実ですが、それも、ある特定の個人や自分の周りの一握りの人々の情報だけで話していることがほとんどで、”あなた個人”のことをわかって言っているのではありません。

 冷たいようですが、普段接していない人、そのときしか会わない人の、狭い意見、とわりきることも必要かもしれません。
 
 「あなたはそう思うんですね」

 そんなふうに、距離をとってきく、ということもよいのではないかと思っています。

 大好きな親戚や、祖父母となると、これはまた別な思いがわくと思いますが、それもまた、

 「気にかけてくれてありがとう」

と、気持ちだけ受け取って、中身はその場に置いていく。それでいいのではないかと思います。

 冠婚葬祭には、家族や親戚の課題や問題が見える、といいます。お盆やお正月などの季節の集まりにも、そうしたことが言えそうです。

 これから、心揺れる時期に入る、という方へ、私なりの考えをお伝えしてみました。

 どうやって乗り切るか、悩ましいという方がいらしたら、ぜひ、カウンセリングもご利用ください。


コメント

人気の投稿